第零章 《ユグドラス》

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四つの大国(火の国)、《水の国》、《土の国》、《風の国》とその他の小さな国からなる世界(ユグドラス)。 この世界は、様々な種で満たされている。知恵を持ち、道具を作り、使うもの《人種》。 牙や爪、強い身体を持ち大地を駆け、大空を駆るもの《獣種》。 不思議な技を使い、人や獣を惑わす、世界より少しだけズレたもの《妖種》。 そして、それら総てを越えたもの《越種》。 それぞれの命は互いに少しずつ絡み合い、重なり合い、世界を動かす。 そして、総ての命は何かを願う。 この世界の名は《ユグドラス》。母なる大地に護られた願いに満ちた世界。
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