285人が本棚に入れています
本棚に追加
「あまり言ったら先生可哀想だよ。それに船酔いと先生であることとは関係ないよ？」
舞が正論を言い、沖先生をフォローする。
しかし、そんな舞の顔も若干笑いを我慢してるのがみてとれた。
「お前も笑ってんじゃないか。」
仁は舞いに言った。
「わ、笑ってないよ！」
しかし、そう言う舞の目線は完全に明後日の方向を見ていた。
「舞ってさ、嘘つくの下手だよな。」
静馬が言う。
「そ、そんなことないんだから！」
舞は少し顔を赤らめた。
「そういうところが下手なんだよ。バカ。」
仁は笑った。
「もう！知らない！」
舞はほうを膨らませそっぽを向いた。
「怒んなよ。舞～。」
仁は舞の顔をのぞきこむが舞は仁と顔があわないように逆を向いた。
「ふん、仁なんてしらなーい。」
静馬はその様子をみて笑いだす。
最初のコメントを投稿しよう！