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「お、お前か!静馬!!彩乃に下らないこと吹き込んだのは!!」
仁は静馬に向かって言った。
しかし、静馬は腹を抱えてゲラゲラ笑っている。
彩乃はわけもわからないくせに笑っている。
「ち、ちげーよ。そんなことわざわざ吹き込むかよ。」
静馬は笑い過ぎて出てきた涙を拭いながら言った。
「お前以外に誰がいるんだよ!」
この一言を合図に、仁と静馬の追いかけっこ(?)が始まった。
「待て、静馬!ぶっ飛ばす!」
そんな二人をみて彩乃は、笑いながらボソリと言った。
「ケンカするほど仲がいいんだよね~。」
彩乃は再び遊び相手を探しにまたふらりとどこかに行ってしまったのにも仁達は気付いておらず、追いかけっこはしばらくの間続くのだった。
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