到着

8/14
前へ
/149ページ
次へ
当然、オカルト研究部の部員からも絶大な支持をされており、先生達からも一目おかれる存在である。 まあ、オカ研は部員六人という学校一番の人数の少なさを誇っている。 沙希がいるから、男子生徒がたくさんオカ研に入部していてもおかしくないはずだか、沙希目当てでやってくる連中はすべて沙希の手によってつまみ出されている。 オカ研のくせして入部テストがあるのだ。 沙希直々の。 一部の男子生徒は、なぜ仁が、と言って殺意丸出しで生活しているが、仁は別にオカルトに興味があるわけでもなく、沙希目当てで入部したというわけでもない。 沙希に無理矢理入部させられたのだ。 何かしらないが、仁は沙希のお気に入りになってしまった。 それこそ仁が男子生徒から殺意を買っている理由の一つだ。 舞は仁について来て入部した。 静馬は沙希目当て。 入部テストに合格するため、オカルトについてかなり勉強していた。 まあ、入部できたのは、仁の推薦のお陰だろうが。 「はあ、長い旅だった・・・。」 また一人フェリーから降りてくる。 クールな面持ちのその青年は、まるで渚カ○ルである。
/149ページ

最初のコメントを投稿しよう!

285人が本棚に入れています
本棚に追加