日常から非日常へ…

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近づくとイライラしたのか不良が女の子に手を上げた (ドス…) 「いつっ……」 とっさに走って間に入ったので間一髪女の子には当たらなかった って本当に最悪な役だな 口の中切れたようで血の味がする まぁしょうがないJamaica 体が勝手動いたんだから(笑) そんな呑気な事を考えて顔を上げると二人とも呆気にとられていた 「俺の女に手だしてんじゃねぇよ!!うせろ!!」 不良を睨みつけて言った。正直目つきは良くないし昔から怖がられたりしていたがこんな時は役に立つ 「うっ…… 今日のところは許してやる!!気をつけろよ!!」 負け犬か?ってぐらいの台詞を残して一目散に逃げていった それを見届けると体を反対に返し女の子の方を見る そこには女の子が… 居ないし!! マジ恥ずかしい… 一人でやってたんか?ってかいつから居ないんだよ…(笑) まぁいっか そう思って歩き始めようとすると何かに引っ張られた 「待て!!どこに行く。まだお礼もしてないのに。それに殴られて血が出ている。手当しないといけないからあそこのベンチに行くぞ!!」 そう一方的に言うと引きずられるようにベンチに向かった でもどこかで見たことあるような… ベンチに座ると女の子はカバンからハンカチと小さな救急バックを取り出して手当てし始めた。 「っつ…………」 消毒していると痛む 案外酷いらしい 「無理をして 傷ついたら元も子もないだろ!!だいたいあんなやつ私の水月でやってやったものを… まぁだが助けられたのにかわりは無いありがとう。まぁなんだ… カッコ良かったし嬉しかったぞ///」 そう言って女の子は顔を赤くした 水月… めちゃめちゃ木刀何ですけど… 助かったのは不良の方だったかもな それにしてもめちゃめちゃ可愛い!!ってかめちゃめちゃヤバい!!
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