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妹は凄く可愛かった。
こんな私を必要としてくれた。
母が仕事で夜は居ないし昼間は寝ている。
だから私は精一杯妹の世話した。
おむつを変え、ミルクを与える、ぐずって泣いている時には泣き止むまで何時間でも抱いてあやした。
そのうち学校には行かなくなった。
学校でイジメられるくらいなら家で一日妹の世話と家事をしている方が幸せだった。
ただ唯一の食事だった給食が食べられくなってひたすら餓えていた。
母達の食べ残しの生ゴミを漁って食べたり、妹の粉ミルクをそのまま舐めて餓えをしのいだ。
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