家族との絆

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『瞬!』 そう母さんが言うと同時に俺に抱き着いてきた。それに便乗し、父さんも夏華も。 とても…とても温かった。とても心地がよかった。 でも、もうこの感覚すらも三ヶ月後の自分は感じることができないと考えると涙がとまらなかった。 外はもう暗闇で道路を行き交う車の音だけがやたらうるさかった。
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