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「なんで…っ」
彼女の腕を掴むと、彼女は予想以上に体をビクつかせた。
目がおよぎ、体をガタガタ震わせる。
麻薬をやってる人にありがちなものだった。
「わ、私…もう薬ないとい生きていけないの、薬なないとしし死んじゃうよぉ」
涙でぐしゃぐしゃになった顔でうろたえる。
やつれた顔。
クマのできた目元。
しゃべり方もおかしい。
今日、半年ぶりに逢えたんだ。
ついさっきまで試験があったから、親に試験終わるまで逢うのを禁止されてて…。
なぁ…こいつ…こんなに細かったっけなぁ…?
「馬鹿!お前は死なない!!死なせないから!」
強く抱きしめて安心させようとした。
「いや!!死んじゃうんだよ!!薬、薬…」
……待てよ。
こんなんなるまで…
こんな依存するまで薬やってたんか…
なぁ、薬ってそう簡単に買えるもんじゃないし、そう手頃な値段じゃないよな…?
「…お前…薬買う金どうしてたんだよ」
聞かなければ良かったんだよな
「…おじさんから…お金もらって…」
援 助 交 際
「…は…?」
ショックな事実が一気に自分の中に入ってきて、
頭はパンクする寸前。
今にも吐き出しそうだった。
他の男とヤったって?
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