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サーラはムーアを無視してアロスと出会う事になる町イオシスに来ていた。
「奴隷が多いな…」
砂漠のオアシスでもあり奴隷売買が活発だったイオシスにサーラは人間とは不便だなと思いつつも町を歩き始めたその時…
「そこのあなた!」
どこからともなくサーラに声をかけた女性が居た
「何か?私に用でも?」
サーラがそう答えると女性はうなずき答えた
「占いをして居るのですが、どうでしょう?一つ…只で占いをしますが?」
サーラはうさんくさいなぁと思っていたのだが退屈しのぎになると占いをしてみる事にした
「わかった、占いをしよう。で?どこで占うのだ?」
そう答えると占い師の女性はサーラを占いの館に案内した
~占いの館~
「さて、サーラさんあなたのこれからの運命を占いましょう。」
サーラは机に肘を立てながら当たる訳ないと思いながら
「良いよ!どうぞ」
と返事をした。
その女性はサーラにこう占いをした
「ここを出た後すぐに運命の出会いをするでしょう、あなたの人生そのものを変える運命に…」
サーラは笑いながらその占い師の元を後にした…
「占いなんて信じる主義じゃないんでね(笑)」
占い師はサーラが出たのを確認するとすぐさま店を閉め始めた…
「姉さん…うまく言ったの!」
占い師の館の奥から現れた女の子はその占い師にそう言った…
「えぇ…必ず運命の出会いを果たします。私達も運命の導きへ行きましょう。」
奥の女の子はうなずくと2人姿を消した…
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