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そう、一応彼女は魔族で今は人間なのだから戦闘で邪魔にだけはなってほしくなかった
「その点は大丈夫、あなたのかわりに前なり後ろなり守ってあげる。」
彼女は笑顔でそう答えた…
「ところでお名前は?」
名前…そう言えば自分は誰だっけ?
「え~と…ごめん…自分、記憶喪失みたいでさ、自分が誰だかわからんのよ、一つ分かってる事は…自分がロトの末裔って事だけだよ。」
そう言うと欠けたロトの紋章の破片と未だに抜けないロトの剣を彼女に見せた
彼女は少しびっくりした表情を初めて見せた。
「ロトの末裔ですか、聞いた事はありますよ、一応私魔族ですから(笑)…遥か昔に邪悪なる化身達を倒した英雄だとか(笑)」
また、笑顔で答える彼女…結局…深夜までこの話をした後、彼女を一緒に連れて行く事に決めた。
彼女を連れていかないと言っても絶対付いて来ると何故か分かっていたからだ…
「明日から出発ですし、今日は寝ましょうか?」
なんて…マイペースな人何だろうと自分は感じていたが流石は魔族(違うか)、でも朝は早い確かにここは寝るべきだと思い
ベッドに横になり眠りについた。
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