きらきらと…

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タカシは昼間鳶の仕事をしながら夜間高校に行く 浩二先輩に、お前だけは学つけとくんだ、絶対役に立つからと言われたらしい 卒業式の日、1年の女の子が何人か私達の元にやってきた 『先輩、私達先輩たちみたいになりたいんです!先輩達みたいに、きらきらしていたいんです』 そう言われた 私達5人にしたらこの子達のほうが、きらきらとしていた 一人の子が『ずっと麻亜子先輩に憧れてました。先輩のタイ、交換してくれませんか』そういわれて、私は快く交換した 『2年の先輩も大事にします。先輩達安心して卒業してください』 真っ直ぐな瞳で私達は見つめられた そして式が始まる いろんな思い出がよみがえる ゆかりのことが1番悲しかったけどタカシがついてるから大丈夫だ 在校生に見送られ私達は体育館を後にする そんな私達はきらきらしてたのかな なりやまない拍手に包まれて、私達は旅だった
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