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教室に戻るとマキとゆかりがまだ残っていた
『また呼び出されたの?』とマキが聞いた
『ううん、昨日ハンカチかりたから返してきたの弥生さんって人に』
『あの人めちゃくちゃ喧嘩強いらしいよ。6人いただろ?』
『うん、いたいた』
『華組って言うらしいよ』とゆかりが足に絆創膏を貼りながら言った
『容赦はしてくれてこれだもんね。マキなんかタイで首しめられかけたよ』
『でもさ…弥生さんがなんかあったらいってこいって…』
『何かあるほど、ヘマなんかしないよ』とマキは笑った
『今日バイク乗ってた先輩は3年で、この中学仕切ってたんだって。一応2年の男子に仕切らせるらしいけど、実質弥生さんが仕切るらしい』ゆかりはすごく詳しかった
『まあさ、この中学で生き残るには、人間関係やら構図知っとくべきだわ。麻亜子もな』マキは私の肩を叩いた
なんとなくこの日を境に、私達はつるむようになっていた
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