~ファーストキス~
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頭はパニック状態。 「帰る!」とダッシュでマンションの階段を駆け上がった。 呆気に取られた彼を残し、家に入ると、右手の甲で口を強く拭いた。 「やられた…」 私のファーストキスは、奪われた。 好きでもない男にキスされるなんて、最悪だ。 とゆうか、好きでもない男と付き合ってる方が最悪なことに、私は気付いていなかった。 若すぎる。
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