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両手に荷物いっぱい。
ふふ、買ったなぁー。
露店で買ったカンバッチやピンズは、ちょっとした崩し。
あ…
この店…
きぃ…
扉を開ける
『いらっしゃいませ。』
丁寧な挨拶
貼りついた笑顔
この前と違う、対応
「んふ、ボキの事、分かる?」
『申し訳ございませんが…』
「こないだあなたに拒否られた客!逃した魚、おっきかったね?じゃ、ボキまだお買い物あるから。」
踵を返して、店を出る
ぷくく
あの店員の顔!
もぉサイコー!
ざまーみやがれ!
ホテルに戻り…
あっ!
「のっくー!服、いっぱい買った!見立てて?」
どさって抱き付く
『鶴野様…沢山、買われましたね。では、僭越ながら。』
奥の部屋、入って
服を見ていくのっく
「今日ね、雄輔とディナーなの。雄輔がくらくらしちゃうくらいの服で!」
あ。
「あんね、雄輔とボキ…親戚、じゃないの」
『知ってましたよ。上地様の、あなたを見る目が…愛を含んでいましたので。』
わわ、恥ずかしいな…
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