第三章
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三年の月日が流れた。 夢雪は名前を彩妃に改めて山の小屋で妖や動物達と仲良く暮らしていた。 捨てられた時は四歳だったが七歳になった。 「彩妃姫何処ですか?」 『此処だよ。美妓。』 美妓と呼ばれた天狗は木の上に登っていた彩妃を見つけて微笑む。 「そのような所にいらっしゃったのですね。」 『うん。美影が此処に連れてきてくれたの』 楽しそうに話す彩妃。
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