第五章

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『………何かご用ですか?』 私がそう聞くと十二神将六合は一通の手紙を差し出した。 私は受け取り中を見ると、差出人はじい様だった。 《   夢雪へ    お前が儂等を恨んでいるのは当たり前の事じゃ。 そうさせてしまったのが儂等じゃから仕方ないのぅ。だがの、人間を嫌いにならんでくれ 儂等をいくら恨んでも構わないじゃが人間を恨むのはやめてくれ 全ての人間が儂等のような者達とは違うんじゃ。だから、自ら一人にならんでくれ。       晴明より》
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