第一章

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幼い頃から体が弱かった。 若葉婆様にも心配をかけていた。 そのせいか、私には十二神将土将勾陳が私についていた。 「昌浩、余り離れに近付くな。」 「騰蛇何をしている?此処は離れの庭だぞ?」 離れの庭に入ってしまった安倍昌浩の生まれ変わりだから昌浩と名前を付けられている、双子の兄昌浩を追って来た騰蛇を勾陳がいさめる。 「昌浩が離れの夢雪に興味を持ったんだ。」 『勾陳………何してるの?』 離れから出た夢雪は勾陳を見つけて話しかける。
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