気持ち

4/41
前へ
/55ページ
次へ
「夢子~早くご飯食べちゃいなさい」 「はぁい、そういえば翔ちゃんきた?」 美作翔平、通称翔ちゃん 幼なじみで夢子をいつも迎えに来てくれる まぁお向かいさんだから近いんだけどね 「まだ、来てないわよ~」 お母さんは店の支度をしながら言った 「翔平も寝坊したんじゃない」七斗がご飯を食べながらいい 「翔平もおっかりものだね」 鈴香がいった 「それをいうならうっかりものでしょ」 すかさず桜がつっこんだ 「翔ちゃんが寝坊するはずないじゃん、先に行ったのかな?」 「桜達も学校行かなきゃ遅刻するわよ…あっいらっしゃい」 朝一の客を対応しながらお母さんが言った 「もうこんな時間‼」 慌てて桜が立ち上がった 時刻は8時になっていた 「行ってきま~す」 バタバタと桜達は出て行った 「私はもう少しのんびりしよ~っと」 今から行っても1コマめに間に合いそうにないので遅れて行くことにした
/55ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加