気持ち

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翔平とは小さいころからの付き合いだ 物心ついた時には翔平といた記憶がある その頃から毎日保育園も小学校も翔平は夢子を迎えに来ていたもう20年くらいになる 「もう20年か…寂しくなるな…」 「何が寂しくなるの?」 電車に揺られているとふいに話しかけられた 「美羽〓…ひっ独り言だから〓(笑)」 「独り言にしては声でかかったよ(笑)」 「えっ〓」 美羽の言葉に夢子の顔は真っ赤になった 美羽とは高校の時に知り合った その頃はよく翔平、美羽、夢子隆也の4人で遊んでいた 高校を卒業し、美羽と夢子は文化大学、翔平と隆也は医大へ進んだ
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