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夢虫2後どっかの会話文。使い道もないし続きもないので供養。
「大介ちゃん」
「あん?」
「このソファさー、もしかして俺の?」
「………」
「無視かい。てか肯定と取るよ。いやー、やたら肌馴染みいいと思ってたんだよねー」
「…もう俺のだ」
「それはどっちでもいいけど…。へぇ、大事にとっててくれたんだ」
「ーー…、」
「ん?」
「これしかなかったんだよ」
「……なにが?」
「お前がいなくなって、なんもなくなって、連絡先も消されてるし、お前がいた証なんもなくなって…これしかなかった」
「ぅぐ…っ、まさかそこ掘り返される…?」
「てめぇが聞いたんだろ」
「そうだけど…。あー、うーん…そだね。ごめんね」
「だから聞き飽きたって…。あそこまで徹底的に消す必要あったか」
「あったあった。むしろ記憶から消してあげたかったくらい」
「……」
「そんなしんみりしないでよ。今は忘れ去られてなくてよかったと思ってるよ」
「…あ、そ」
「照れるなって」
「うぜー」
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