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そして,その人影は ツバサの方へと走って来る。
その人影は,なんと学だった。
学は,ツバサに駆け寄って言った。
「先輩・・・遅れちゃってゴメンなさい。道具 忘れちゃって・・・。」
息を切らしながら謝る学。
「昨日,先輩に言われて,自分なりに頑張ろうって思いました。 みっちり,指導お願いします!」
学は,力強く言った。
「新谷ー!遅れて来たから学校の外周10周なー!」
その後ろで,監督の大きな声が聞こえる。
『じゃぁ,外周してきたらな!』
ツバサは笑いながら言った。
「ツバサ先輩も外周行きましょうよぉ?」
学が落ち込みながらに言った。
『あっ!俺やることあるから・・・外周頑張ってな!』
ツバサは,そういって逃げるかのように姿を消した。
学は,仕方なく外周を走った。
走り終えた頃には部活も終わり,学にとって走りに走った一日になった。
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