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『俺・・・安田のこと好き・・・なんだ。』
彩乃は少しうなずいていた。そして,
「ありがとう。私・・・ツバサ君の彼女になれるんだよね?」
『うん。』
ツバサは照れからか,うなずくだけだった。
それからの病室は,緊張が支配することはなかった。
ただ沈黙と,夕日の日差しでオレンジ色に染まっていた。
こうして,ツバサと彩乃は付き合うことになったのだった。
しかし,幸せな時はそお長くは続かないのだった。
ツバサは絶望の縁に立たされることになる。
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