5人が本棚に入れています
本棚に追加
取りに行こうとした先輩の足が縺れた。が、必死の思いでボールに触った。そしてロブが上がった。
『おら~~~~~~‼』
「バコーン❗ガシャン、トン、トン、トトン…」
「ゲームセットアンドマッチ、ウォンバイ龍輝 7-6」
「よっしゃ~‼」
そう叫んだ後、槐に向かってVサインをした。
握手をし、コートを出ると尾形先輩が「おめでとう」と声をかけてくれた。
試合結果をホワイトボードに記入し、その横にある長机にボールを返した。
「あ、そういえば槐はどうなってんだろ。」
すぐに俺はホワイトボードに目を向けた。
最初のコメントを投稿しよう!