レギュラー

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取りに行こうとした先輩の足が縺れた。が、必死の思いでボールに触った。そしてロブが上がった。 『おら~~~~~~‼』 「バコーン❗ガシャン、トン、トン、トトン…」 「ゲームセットアンドマッチ、ウォンバイ龍輝 7-6」 「よっしゃ~‼」 そう叫んだ後、槐に向かってVサインをした。 握手をし、コートを出ると尾形先輩が「おめでとう」と声をかけてくれた。 試合結果をホワイトボードに記入し、その横にある長机にボールを返した。 「あ、そういえば槐はどうなってんだろ。」 すぐに俺はホワイトボードに目を向けた。
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