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湊はいつもより短めにつっこみを入れると、一息おいて聞き出した。
(湊)「・・で、佐波さん。詳しい情報を・・・」
(雅)「ウィース・・・ねむっ~」
そう言い、部室に入ってきたのは、頭ボサボサの一年部員、佐伯雅。いつも遅刻ばかりしてくるから、頭は常にボサボサだ。
(真)「なんだ?今日は珍しく早く来たな。遅刻野郎が」
(希)「俺が呼んだんっすよ。こないと女の幽霊がくるってね」
(永)「おっお茶でも飲む?」
(雅)「近寄るな!さわるな!!」
雅は佐波に触れそうになったとたんに、佐波を避けるように逃げて、壁に張り付いた。
(湊)「相変わらず直ってないんですね・・女性恐怖症。」
そう・・・雅は女性恐怖症で、女性は苦手だった。さわられただけでも気を失ってしまうため、依頼を受けて解決するまで女性にふれない近づけないようにしている。
(真)「・・で、今回の詳しい情報は?」
(永)「はっはい。今回の依頼者、今井美沙さんはその写真の男性のお姉さんなんだけど、弟さんは違う学校の生徒みたい。」
(真)「・・・弟の情報提供と援護依頼か・・どういう吹き回しだ?」
(湊)「衿元が珍しく真面目ですね^^」
(真)「うっうるせーよ!真名川の真は真面目の真だ!」
(湊)「はいはい(棒読み)。・・で、情報収集の結果はどうだったんですか?佐波ちゃ・・」
(永)「今佐波ちゃんっていいかけたよねぇえ?」
佐波は怒りの表情を浮かべ、すっと立つ。
(真)「言ってない、言ってないよ!佐波さん!!ね?情報収集結果報告してほしいな~佐波さん」
(永)「・・・聞き込み調査によると、弟さんは今井さん家より遠い学校に通っているため、アパートに一人住んでいて、管理人さんによると、ここ何日かはアパートに帰っていないみたい。今井家にも帰ってないそうよ。」
(真)「家に帰ってない・・か・・・何があったんだろうな・・」
(湊)「・・・衿元。」
(真)「どうした、衿元?顔色悪いぞ」
(湊)「悪い予感がするんです・・・この依頼・・・」
(希)「この話一回目の依頼から危ない依頼っスか?」
(真)「何も起きないといいな・・・」
今井家に一体何があったのか?!
次回!最終回!!・・ねむ~(by雅)
(真)「最終回早っ!てか終わらないけどね!!まだ3話目だし。」
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