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波が渦巻く崖の上、
僕は、1人佇む。
こぼれ落ちた涙は、渦の中に溶けていって、僕を急かした。
ただ、愛してたよ…。
僕が命を絶つのは、逃げるためなんかじゃない。前に進むためなんだ。
どうか、どうか、
生まれ変わっても、また、
貴方に出会えますように。
今夜は、酷く月が綺麗。月光の下で、いっそう碧い海に、
身を投げよう。
また貴方に出会うその時は、
もっと早く。
貴方の一番でいられるように。
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