MOON

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  「もう、終わりにしよう。」 告げられた言葉。 わかっていたんだ。 この恋は、決して叶うことはないんだと。 でもね、 どんどん溺れてしまっていたんだよ。 『ねぇ、最後に、抱いてくれない?』 そしたらきっと… 貴方の温もり、忘れないから。 窓から見上げた月は、霧で霞んでいて、今までの僕たちの関係みたいだ、なんて。 貴方は泣きながら、 「生まれ変わっても僕は、また君を愛すよ。」 何度も、何度も、 「その時は、君が僕の妻であってほしい。」と、 僕も、それを望むよ。 だからどうか、また出会いましょう。  
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