『スレチガイ』

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キミは 痛い程優し過ぎるから。 ボクは 辛くて悲しくてココロが痛くて苦しくて泪を流してた。 いつも キミのコト想ってたハズなのに… 気付けば、自分の気持ちさえ 見失いそうになっていた。 顔合わせると、すぐにボクは無口になる 本当は、会いたくて会ったハズなのに。 ボクは素直じゃない。キミはとても素直なのに。 ボクはいつもヤツアタリをする。キミはいつも受け止めてくれるから。 ボクはめったに「ありがとう」って言わない。キミはすぐに言ってくれる。 ボクは自分が悪くても謝らない。キミは「ごめんね」って言葉にしてくれるのに。 だから、あの時… 2人で、海に沈む夕陽を見に行った海岸でいつもより離れて座ったあの時。 2人で、ご飯を食べに行った店でいつもだったら見ないケイタイばかり見てたあの時。 2人で、車に乗って無口だったあの時。 めったに怒らないキミが「なんで?」って怒鳴ったあの時。 キミ。とボク。 ココロの『スレチガイ』は始まっていたのかな。 始まってないょね。
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