…キオク。

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もしも… ボク。のキオクが無くなっちゃったら、 キミ。はどぉする? もしも… ボク。がキミ。の存在を忘れてしまうとしたら、 キミ。はボク。をキライになるの? キミ。はボク。のコトを忘れようとするの? ねぇ。 キミ。は覚えてる? いつもボク。だけが喧嘩してる気になってるコト。 キミ。はいつも「喧嘩してる気無かったけど」って笑って言うコト。 でも。 ボク。はキミ。との思い出を忘れてしまうコトがある。 いつもキミ。は不安そぉな顔をする。 ボク。はいつもその時だけは「ごめん。」って謝るんだ。 だけどね。 『ボク。』の中にある『キミ。』を想うこのキモチだけは忘れないょ。嘘じゃないょ。 きっと。 ボク。のキオクが無くなって、たくさんのキミ。との思い出が消えていったとしても キミ。を想うキモチだけは、ココロに刻まれているから。 ボク達は、 『その時』を繰り返して、真っ白なノートに1つ1つを書き残していく。 それがキオクとなり、 思い出といったカタチになるんだ。 だから。 キミ。のことをずっとは覚えていれなくても、 ボク。が感じる『その時』を大切に大切に過ごせば、 キミ。へのキモチはココロに刻まれて ボク。はキミ。を忘れないょ。 たとえ、ボク。がおじぃちゃんになっても。 たとえ、 キミ。がシワシワのおばぁちゃんになっても。 悲しい。楽しい。淋しい。嬉しい。っていったキモチは、キオクが無くても、ココロに少しずつ残るんだね。 だから、きっと。 50年後。 キミ。とボク。 シワシワの手。繋ぎながら一緒にゆっくり、歩いてるんじゃないかな。 たとえ、 キミ。のコト忘れてしまっていても。 ボク。のコトが解らなくても。 その空間が心地よくて。 ボク達は一緒に歩いた。
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