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それに比べて雨は好き。
私が辛いとき、一緒に泣いてくれるから
私は一人じゃないって思える。
遠い存在だと思っていた空から唯一触れられるもので、肌で冷たさを感じられるから
私は生きているって思えるの。
だから私は毎日必ず、てるてる坊主を作って逆さに吊す。
明日も雨が降りますように、
生きていることを感じられますように、と願いながら。
でも残念ながら今日は快晴。
その輝きは私には眩しすぎる。
そう思い私は勢いよくカーテンを閉めた。
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