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嫌だ…。
僕が見ている窓に鮮血が噴き掛かった。
真っ赤で…じっとりとしていて…
やめてくれ。
頭を抱える。
悪魔は、僕を窓越しにニコリと微笑んだ。
その手には、僕の母親の生首が掴まれていた。
ガラスの向こうに広がる景色は、とても残酷なものだった。
どういう訳か、何も出来ない僕に自分の家族が殺される光景を見させて奴等は愉しんでいた。
どうして…
どうして僕がこんな目にあっているの…?
悪魔は僕の死んだ様な顔を見て、またニコリと笑った。
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