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ハル「ははは…、電源切ってやった…びびったぜ。
アヤ、何かしたのか…?」
アヤ「…………何もしてないよ」
ピッピッ…
一同「!!!」
ユミ「が…画面が…おかしいよ」
AI「ピッ…スタンバイ願います…ピッ…アヤノ・キサラギ シュミレータをお付け下さい」
ユミ「なんで…?
ハル君、電源切ったんじゃないの…?」
ハル「なんでだよ!!
切ってるよ…切ってるけど切れねぇんだよ!」
ハルは一生懸命スイッチを入れたり切ったりを繰り返してる。
ユミ「もうやだぁ!
怖いから逃げようよ…」
ユミは半泣きだ。
ハル「ユミ!外いくぞ!アヤノ!」
アヤ「……………」
ハル「何ぼっとしてんだよ!行くぞ!」
私はハルに手を惹かれてユミのマンションを出た。
私は考えていた。
あのAIはなぜ私を呼んだのか?
あのシュミレータをつけていたらどうなっていたのか?
ハルの手は痛いくらいに私を引っ張る。
それでもなお、私はシュミレータのある場所が気になった、恐怖よりも好奇心が打ち勝っていたのかもしれない。
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