87人が本棚に入れています
本棚に追加
ずっと考えてた…。
私はなぜ覚えてないのか…。
母親の顔を忘れるなんて異常だと思うし。
今思えば去年の大会記録すら覚えていない…。
私は病気か何かかもしれない。
確かめたい…。
その思いが私を足早にさせた。
ハル「アヤ着いたぞ!
もし何かあったら連絡しろよ!」
アヤ「うん。
大丈夫だよ!しっかりユミを守るから!」
ハル(俺はおまえの方が心配なんだけどな…)
アヤ「…えっ?何か言った?」
ハル「っ…なんでもねぇよ!俺帰るわ!」
ハルは時々こっちを振り返りながら去って行った。
アヤ「ユミ行こうよ!」
先ほどより落ち着いたのかユミは小さく頷いた。
最初のコメントを投稿しよう!