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私は眠りの中、夢をみた気がする。
はっきり何の夢覚えていない。
ただ心地よい気分になれる夢だった気がする。
でも、同時に安心できた。
作られた存在なら夢なんて見れる訳がない。
ただただ、そう信じたかった。
だけど、ずっと夢の世界にいる事が出来るはずもなく私は現実の世界に戻らなくてはならない。
夢の世界から意識が戻った私は、目を開ける事が出来ない。
目を開けた時には自分は別の世界にいるんじゃないかと言う恐怖に苛まれる。
だけど、何時までもこうしている事も出来ない。
私は静かに深呼吸して一気に目を開けた。
アヤ「うっ…眩しい」
そこには朝日が差し込んでいて私を照らしていた。
朝日に視界を遮られないように手で光を塞ぎあたりを確認した。
間違いない。
ここは私の部屋だ。
ユミ「アヤ、起きたんだ?おはよぉ~!」
アヤ「あっ、おはよう。昨日はごめんなさい。
私の方が助けてもらったね」
ユミ「そんなことないよ!
アヤが居て本当に良かったよ。
少なくとも私はそう思ってる」
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