real game 【後編】

6/15
前へ
/296ページ
次へ
授業と言うものは退屈なものだ。 先生の声はいい感じの眠気を誘ってくる。 こうして授業を受けていると昨日の事が夢の様に感じる。 先生「この法則を元に考えると人間はデータに置き換える事もできる。 無論、この地球も全てだ」 アヤ「私は違う!!!!」 私は思わず立ち上がって叫んでしまった。 無論、周りの目は私に集中する。 先生「ア…アヤノ君…?どうした?! 先生何か違う事言ったか?」 アヤ「はっ…いえ、すいません」 私はすぐさま着席をして机に顔を埋める。 周りの生徒はその様子を見てくすくす笑い始めた。 恥ずかしさで顔を上げれない。 だけど、私が叫んでしまった理由は一瞬この言葉が頭を過ぎったからだ。 【そう、あなたはプログラム】 決して、私をデータで表す事なんて出来る訳がない。 そう決して…
/296ページ

最初のコメントを投稿しよう!

87人が本棚に入れています
本棚に追加