real game 【後編】

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放課後、私は部室から出られないでいた。 リュウタ「アヤノ先輩ど~したんっすか? 元気ないっすね? 浮かない顔して悩み事っす?」 アヤ「ちょっと…ね。 リュウタ君はいつも元気だね」 リュウタ「そうっすよ!元気が一番っすよ! 元気でいれば悩み事なんて吹き飛ぶっすよ! だって、答えがでない悩みを悩んだって仕方ないっすから!」 アヤ「そう…だね。ありがとう」 リュウタ「そういえばアヤノ先輩、あのゲームあれからやりました?」 アヤ「……ううん。どうしたの?」 リュウタ「それがすごいんっすよ! なんかアップデートされたみたいでフィールドが東京なんですよ! すごくリアルですよ!」 アヤ「東京…?そうなんだ」 リュウタ「でも、リアルすぎて怖いんっすよね!昨日ゲームの中で壊れたビルとかが今日本当に壊れてたんですよ」 アヤ「・・・!?」 リュウタ「どうしたんっすか?アヤノ先輩?」 アヤ「ごめん、リュウタ君、今日部活出れない! 急いでるから今日は帰るね!!」 私は勢いよく部室のドアを開けて走り出した。 そうだ、リュウタ君の言う通りだ。 今は答えなんか出ないなら悩まず確かめなきゃ… ううん、確かめたい
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