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放課後、私は部室から出られないでいた。
リュウタ「アヤノ先輩ど~したんっすか?
元気ないっすね?
浮かない顔して悩み事っす?」
アヤ「ちょっと…ね。
リュウタ君はいつも元気だね」
リュウタ「そうっすよ!元気が一番っすよ!
元気でいれば悩み事なんて吹き飛ぶっすよ!
だって、答えがでない悩みを悩んだって仕方ないっすから!」
アヤ「そう…だね。ありがとう」
リュウタ「そういえばアヤノ先輩、あのゲームあれからやりました?」
アヤ「……ううん。どうしたの?」
リュウタ「それがすごいんっすよ!
なんかアップデートされたみたいでフィールドが東京なんですよ!
すごくリアルですよ!」
アヤ「東京…?そうなんだ」
リュウタ「でも、リアルすぎて怖いんっすよね!昨日ゲームの中で壊れたビルとかが今日本当に壊れてたんですよ」
アヤ「・・・!?」
リュウタ「どうしたんっすか?アヤノ先輩?」
アヤ「ごめん、リュウタ君、今日部活出れない!
急いでるから今日は帰るね!!」
私は勢いよく部室のドアを開けて走り出した。
そうだ、リュウタ君の言う通りだ。
今は答えなんか出ないなら悩まず確かめなきゃ…
ううん、確かめたい
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