real game 【後編】

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アヤ「そんな…。私達は人間じゃないの…」 アレイ「そうですね。 人間のデータをそのまま反映した物と思っていただければ近いかと」 アヤ「じゃあ、外の人間は? レイって言う人は?」 アレイ「レイ様を含めいません」 アヤ「いないって…。 どこ行ったのって聞いてるの!!」 アレイ「人類は死滅しました。 人類が死滅する前にレイ様はこの世界をお作りなられました」 アヤ「なんで死滅したの…?」 アレイ「それは…お伝えできません。 申し訳ありません、プロクテトが掛かっております。 後、アヤノ様にお伝えしたい事があります」 アヤ「なに?」 アレイ「では、簡潔に…。 この世界の崩壊を止める方法はウィルスの削除をして頂きます。 方法はこのゲームと同じ。 但し、やり直しはききません。 これはゲームではなく現実なんです。 負ければこの世界からデリートされてしまいます。 もちろん、このまま放置していても世界は崩壊してしまいますが…決めるのはアヤノ様次第です」 アヤ「やだよぉ…。 なんで私が…」 アレイ「もちろん、強制ではありません。 そういえば、アヤノ様のお友達のユミ様ですが既にウィルスによりデータ消去されました」 アヤ「え………」 アレイ「おっと……。 いろいろ話をしてしまって返って混乱を招いてしまいましたかね? アヤノ様、少し考える時間とっていただいて結構でございます。 決心がつきましたらまたこちらへお越しください」 アレイが話し終わると目の前が光包まれた。
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