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「あのね
美由紀ちゃんにだって、良いトコちゃんと有るのよ。」
有るわけねぇ!と私はムスッとしてしまう
「真面目で仕事一生懸命にやるでしょ」
‥仕事だもん当たり前じゃん
「声、アニメみたいで可愛いでしょ」
‥アニメって!人間ですら無いんかい!外見とギャップ酷くて嫌いな一つだわ!
「スタイル良いし、ちっちゃくてお手頃サイズじゃん」
‥なんだそのお手頃って!
「大人しくて優しくて、弱い癖に間違いは上司でも許さない。
そんなアンバランスさは守ってあげたくなるし、女っぽいし。」
‥優しいんじゃなくて傷付きたくないだけだもん
「結構、博識で話を合わせられるじゃん
聞き上手だしさ」
‥無知で泣いたんだもん勉強しただけだし、話すの苦手だから聞き役になるんじゃん!
芳賀さんが私の良いトコ探してくれても、心の中で否定を続ける
だって、なら
「‥そんな事言っても、やっぱりブスは恋愛対象外じゃん
芳賀さんは?
芳賀さんは私を好きになって付き合ってくれるの?
違うよね!?」
あ~私!
何言ってるんだよ!
無理に決まってるじゃん
「あ~
美由紀ちゃんは好きだよ」
ほら、芳賀さんこまってる!
でも
付き合ってくれるなら私、考え変えるよ?
もう少し自分を好きになる努力もする!
だから
お願い!芳賀さん‥
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