最終話

811/892
前へ
/1388ページ
次へ
[あ…いや…此処には客で来てるんだけど… 友達が働いてるから… てか…あの…良く俺の事わかったね  会社では話した事なかったと思うけど… 申し訳ないが俺もあなたの事…良く憶えてないし… 受付にいたの? 今はうちの会社辞めてるの…?] 慎重に言葉を紡ぐ彰  そう。 石川について  こちらが調査をしているなどと悟られてはいけない  ジュリエットだと疑っていると 悟られてはいけないのだ  […やっぱり私の事なんて知らなかったんですね… でも…私は知ってました  山下さんの事。 だって…] そこで彼女は真っ直ぐに彰を見て言った  [私あなたに憧れてましたから。]
/1388ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1396人が本棚に入れています
本棚に追加