*去*

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また廻る… 離れてもなお 深く刻まれ ほどかれし指に 遺る…傷み… 爛れる想いに 空(くう)を掴みて 指先に遺る… 珠の雫 此処に… 側に 隣りに 央に… 声にならぬ 吐息を叫びを… 祈りて運べ 灯にのせて… まどろむ際より 遠く聴こゆは 焦れし胸の 愛し…の声…
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