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『…恋のバカヤロー!!!』
大泣きしながら自分の部屋にあるベットを足で蹴っ飛ばした。
『奈月のバカヤロー!嘘ですー!鈴木のバカヤロー!土に帰れー!わ゛ぁぁぁぁぁぁん青春のバカヤロぉぉー!!!!』
…俺は荒れた。そして泣いた。男だって泣くときあるんだぞ…くそぉ…
奈月が他の男にとられてしまった…まぁもともと俺のものでもないが…
生まれてきたときから一緒だった奈月。
兄弟のように育った俺達。
奈月が見るたびに胸がドキドキする。
いつしか恋愛感情を持ってたのは俺だけだったらしい…
あいつがドジでちょっと天然入っててなんかそこがムショーに可愛くてそれでよくからかったのがダメだったのかよ…
咲いた向日葵のようなあいつの笑顔はずっと俺のものだと思ってたのに…
あいつが一生懸命なとこだって知ってるし
あいつは辛くても人の前では絶対見せないとこだって知ってる
……
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