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「おい高校生組!もう時間じゃね?」
直也くんが時計を指差して言った。
「あっ」
みんなして席を立ち上がった。
騒がしい……。
「母さん!俺と光啓と真司郎と友香里、今日部活だから」
みんなダンス部なの。
高校じゃ有名なんだって。
さすがあたし達の子供だよね!
「はいよっ!いってらっしゃい」
手をふる。
みんなすごい勢いでリビングから出ていってしまった。
「直也くん、今日仕事何時くらいまで?」
あたしは直也くんに聞いた。
「ん~。今日はプロデューサーと会議だからそんなには、遅くならないかな」
そっかぁ♪
「美味しいご飯作って、待ってるからね」
直也くんはあたしの頭を優しく撫でて、仕事に向かった。
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