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隆弘が勢いよく振り返った。
「た、のむから、男といないでっ」
隆弘はあたしの肩を掴んだ。
「……」
隆弘……。
「隆弘にそんなこと言われたくないよ」
あたしは伏せ目がちに言った。
今のは言い過ぎたかも、しれない。
「あるよ」
なんで?
そんな真剣な目をするの?
「や、聞きたくない」
あたしは顔をそむけた。
すると隆弘はあたしの頬をさわる。
ゾクってした。
「や、だ!やめて」
泣きそうだ。
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