725人が本棚に入れています
本棚に追加
「実彩子ごめんな。俺家に帰るな」
隆弘はあたしの手を掴み、立ち上がった。
「あ、ごめんね。わかった」
あたしと隆弘は校門で別れた。
あたしは2講義からでる事にした。
「あ、実彩子ちゃんだ!どうかしたの?」
れいなちゃん……。
あたし達の事おかしいとか思わないの?
「いや。お母さんが倒れたらしくてさ」
嘘ついちゃった。
「え!?大丈夫なの?実彩子ちゃん帰った方がいいんじゃない?」
れいなちゃんはすごい心配してくれてる。
心の中で〔ごめんね〕って何回も呟いた。
「実彩子」
さっきの男友達が話しかけてきた。
あ。
やばいかも。
最初のコメントを投稿しよう!