大学にて

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「実彩子ごめんな。俺家に帰るな」 隆弘はあたしの手を掴み、立ち上がった。 「あ、ごめんね。わかった」 あたしと隆弘は校門で別れた。 あたしは2講義からでる事にした。 「あ、実彩子ちゃんだ!どうかしたの?」 れいなちゃん……。 あたし達の事おかしいとか思わないの? 「いや。お母さんが倒れたらしくてさ」 嘘ついちゃった。 「え!?大丈夫なの?実彩子ちゃん帰った方がいいんじゃない?」 れいなちゃんはすごい心配してくれてる。 心の中で〔ごめんね〕って何回も呟いた。 「実彩子」 さっきの男友達が話しかけてきた。 あ。 やばいかも。
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