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講義が短く感じられた。
きっと隆弘が迎えに来てくれるから。
あっという間に講義は終わり、教室を出た。
廊下に出ると、知らない女の子が二人たっていた。
「浦田先輩!」
あ……。
あたしの事か!
「っと。誰?」
きっとあたしより年下だよね。
隆弘と同い年くらいかな?
「あの!あたし達隆弘くんのクラスメイトなんですけど」
隆弘のクラスメイトか。
なんか一見目立たなそうな子達だなぁ…。
「隆弘のクラスメイト?あたしに何かようかな」
隆弘待ってるかもしれないのにっ!
何の用なのよ!?
「浦田先輩、隆弘くんってシスコンですかっ?」
は?
知らないし。
まぁみんなからは、シスコンって言われてるね。
「ん~。あたし限定♪」
そう言って流し、校門に向かった。
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