第3話 山崎さんの魔道書

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 さて、本題に入ろう! 「ところでアナタが光桜学園の用務員の池口さんですよね?」 「ああ、その通りだ」  ふむ、間違いはないようだ。 「じゃあ、尋ねますよ!」 「もしや高瀬裕子のことかな?」 「う、そのまさかです!」  ふぇ~私が高瀬先生のことについて事情聴取をする前に、池口の方から、そんな高瀬先生のことについて語り始める。 「語る前にひとつ言っておく。あの女は――人間じゃない!」 「な、なんだって!?」  ちょ、なにを言い出すんだ、この人は!?  高瀬先生が人間じゃないだって!! 「性格に言えば〝元人間〟だがな」  ううむ、なんだかよく分からないけど、それがもし本当のことなら私は――知ってはいけない禁忌に触れてしまったのでは!?
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