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「あの化け物は元人間だった。永遠に行き続けたいという欲望から邪悪な神として信仰することを禁止されていたナイアルラトホテップをあえて奉じ、彼から仮初の永遠の命をもらったんだ」
「ふ、ふえ、どういうことですか?」
「簡単に説明すると、アフメティスは、自ら進んで人間を捨てたってことさ!」
え、それは一体!?
う~ん、しかし、そんなことを知っている池口って男の正体は――。
「私も人間じゃない。心は人間のつもりだがな。さて、私はあの化け物と戦うためだけに生きているッ!」
「「「「うわぁぁ!!」」」」
シュルリと顔を覆っている包帯を取り除く池口。
さて、その刹那、私、それに魔術部の仲良し3人組は声をそろえて戦慄の声をあげた。
「か、蛙男!!」
「さ、魚にも見えます!」
私の眼に映ったのは、蛙と魚の混合生物という表現が正しいのかな?
と、とにかく池口の異形の素顔に私たちは驚愕するのだった。
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