詩

＊

あなたの想いが
痛烈にわかってしまった
あの日から
あたしは作り笑いが
上手くなりました

ほっぺしか許さないKISSも
顔を見ないSEXも
女の子との電話も
何気ない冗談も

あなたは本当に
あたしのことが
好きではないんですね

喜んでほしくて作った料理も
綺麗好きなあなたの為の掃除も
暇な思いをしないようにとの
DVDも
あなたは当たり前として

あたしの愛を
受け取ってはくれない

愛されたいなんて言葉は
もう言わなくなりました

無駄な足掻きも
しなくなりました

あたしは心を持たない人形でいい
あなたがあたしの前で
心を持っていないから
そばにいられたら
それだけでいい