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「じーん!」
俺の名前を呼びながら
後ろを着いてくる、大好きな…弟みたいな、親友
俺はあの頃、無邪気に笑う亀梨をそんな風に見ていた
「ん?何だよ、かめ?」
ほんとは聞かなくても、解ってる
今日はレッスンも終わったし、帰るだけ…だもんな?(笑)
「じん、帰ろ?」
首を少し傾けて聞いてくる、亀梨
可愛い♪
レッスンの後だから俺的にはすげー疲れてんだけど…
亀を見ると何故か自然に癒されんの
「りょーかい♪早く帰ろうぜ?俺、腹減ったし」
笑って返すと、亀梨はへにゃって可愛い顔して
「うん!」
なんて、小さな子供みたいに頷いて言うのが何だかすごく嬉しくて、頭を撫でた
「じん、髪グシャグシャになるよ~」
この頃の亀梨には、まだ友達が少なくて…
いつからかは忘れたけど、自然と一緒に帰ってた
俺はただ、そんな日常が楽しかったんだ
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