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「なぁナギ」
「ん? 何?」
「お前さぁ……誰かと付き合った事とかある?」
「え、あるよ?」
「…………マジかよ」
「うん。……ないの? グレンは」
「…………」
「え、うっそ。グレンって何歳だっけ?」
「十八だよ悪いか!!」
「えぇ!? 十八って俺と一つしか変わんないじゃん!」
「黙れ、激しく黙れ! 仕方ねーだろ、いねぇんだから!」
「グレンくん駄目だよ? 女の子は引き寄せないと」
「何だよその持論。そういうお前はいたのかよ」
「俺? 何人いたっけな……。覚えてないや(笑)」
「何だよその(笑)。鬱陶しいんだけどその(笑)。わざわざ言うなその(笑)。つーか聞かなきゃ良かった!!」
「あっはっはー墓穴だね(笑)」
「うぜぇ!! 何コイツ殺っちゃっていい?」
「ダーメ。っていうかグレン、いい加減気付きなよ」
「は? 何が?」
「…………ひーみつ(笑)」
「っ、うぜぇええ!!」
――シアちゃんも苦労するなぁ。
それは旅の途中。
To be continued...
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