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震えた肩… 怯えているのかい… 一歩も踏み出さずに何が見えているの… いつも君は強がって… 勢いだけで進んでた… 失敗したって笑って帰ってきた… そんな君が大好きだった… 真っ白なキャンパスにがむしゃらに書いた線のように… 理屈や肩書に縛られない… そんな道一緒に歩こうと決めた… 真っ黒になったって構わない… それが僕らの生きた軌跡だから… キャンパスもう一枚取り出してまた歩き出そう… 笑顔なら何も悲しくない… 何も後悔しない… ただ君と描いてきた真っ黒な一枚の絵… それだけあれば… なくしちゃったの… 忘れちゃったの… 僕らが歩いてきた道を… ならまた書き出せばいい… 僕も全部捨てる… また一から書き出そう… 君にはそれが出来る… 真っ白なキャンパス取り出して… 線なんて立派なもの書けなくたって… 点でいいじゃない… いつかそれを結んで… 立派な絵を描こうよ… 震えた手 怯えているのかい… 書き出す前から諦めて何が描けるの… 君の心の中のキャンパスはまだ白紙だよ…
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